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備前楯山の足跡・南陵周回 [登山]

GWは昨年からのマイブーム、足尾の備前楯山に決めました。足尾銅山と言えば公害の原点ですが、この山はその銅山本体の山になります。鉱毒によって草木が無くなり、稜線は風水による激しい浸食[どんっ(衝撃)]を受けることとなりました。今回はその中でも一番被害の大きかった稜線をたどるコースです。

2017/05/02の朝、切幹のこの石碑から出発しました。
1.0ここから出発.JPG

取付きの急斜面を登りきるとなだらかな尾根となります[るんるん]
1.1尾根に乗ると快適.JPG

三角点『中才』です。その傍に矢印の付いた石柱があります。このあと何ヶ所もこの石柱が出てきました。どうやら尾根の向きを教えてくれているようです。
1.2中才.JPG

アカヤシオがあちこちで見頃[ぴかぴか(新しい)]となっていました。
1.3アカヤシオ.JPG

水山付近は台地となっていて気持ちのいいところです[わーい(嬉しい顔)]
IMG_0021.JPG

このような索道の台座や作業小屋が残っていました。
1.7索道台座.JPG 1.6作業小屋.JPG

花の奥水山です。明日もここに来る予定です。
1.8奥水山.JPG

大水山、小水山を越えて下りきったところが三吉ころがしです。峠[右斜め下][右斜め上]なのですが、うっかりすると気づかずに通り過ぎてしまいます。
1.9三吉転がし.JPG

そしてここから黒岩への登りとなります。岩が黒いのが謂れ[ひらめき]かもしれません。
2.0黒岩への登り.JPG

黒岩直下まで登ってきました。手前から黒岩、備後楯山そして備前楯山です。
2.1備前楯山が見えてきた.JPG

黒岩からの眺めも絶景でした[手(チョキ)]
2.1黒岩.JPG

備前楯山に着きました。北には男体山が圧倒的な存在感です。手前には半月山と社山、さらに手前に赤倉山です。下の方に中倉山に続く石塔尾根が見えてます。
2.2男体山と半月山~社山.jpg

西側は袈裟丸連峰から皇海山まで・・・雄大です[手(グー)]
2.3袈裟丸―皇海2.jpg

展望に見とれて山名板を撮るのを忘れて[パンチ]しまいました。往路を少し戻って、備後楯山から左に分岐する尾根を下っていきました。アカヤシオがサプライズで出迎えて[手(パー)]くれました。
2.4目の前にアカヤシオ.JPG

これから歩く稜線です。荒廃の様子[ちっ(怒った顔)]がよく分ります。この反対側に精錬所があったのです。下り切ったところが太田峠、そこから登ったピークが石垣山です。
2.5これから向かう稜線.JPG

石垣山からの下りは白ザレになっていました。足を乗せるとずず~と[がく~(落胆した顔)]滑ってしまいます。
2.6石垣山からの白ザレ.JPG

下り切って背戸山への登りとなります。右に巻道らしきものが見えますが、稜線沿いに行くのがセオリー[パンチ]です。
2.7稜線沿いに.JPG

蟻の戸渡もどき[わーい(嬉しい顔)]もありました。
2.8蟻の戸渡?.JPG

背戸山をすぎると、足尾の負の遺産、『簀子橋堆積場』が見えて[目]きました。鉱山の運営過程で発生したスラグ(鉱滓)や、鉱山から今も湧き出る湧水の中和作業過程で発生する汚泥を溜める役割をしています。なおここの他にも『天狗沢堆積場』があります。
3.0簀子橋堆積場.JPG

さらに金龍山へ、なかなか楽しめる稜線です[るんるん]
3.1金龍山へ.JPG

金龍山に着きました。ここには三角点があります。
3.2金龍山.JPG

867Pを過ぎると歩きやすい道となりました。途中に祠が見えてくると一安心です。ここから通洞駅まではすぐでした。
通洞駅からはデポしておいたtochimochi号で出発地点まで戻りました。
3.3祠.JPG

今回歩いたルートです。アカヤシオが見頃で三吉ころがしまではお花見山行でした。黒岩への登りは変化のある歩きも楽しめます。そして備前楯山では素晴らしい展望[目]が待っていました。
しかし歩きとしてはここからがハイライトです。石垣山からはアルペンムード満点で気の抜けない歩きが続きます。しかも標高は1000m以下で眼下には街並みも見えるところがあります。このギャップはこの山域ならではでしょう。皮肉にも山の荒廃が魅力的なルートを作ってしまいました。
今夜はここで車中泊します。時間があるので足尾歴史館や銅山観光のトロッコにも乗ってみました。


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コメント 21

majyo

いつもいつも自分で登っているように拝見しますが
今回も怖いところが多いです。
背戸山への登りは、セオリーは直登ですか、巻き道行きたいです
>蟻の戸渡もどき[わーい(嬉しい顔)]
これは這って行きたいです。無理です。
いつか理由をお話ししましたが、あれ以来怖いのはダメです。
足尾銅山の事故によって、山があのままなんですね
でもアカヤシオがきれいです。
天気も良かったのでしょう
by majyo (2017-05-05 20:47) 

mimimomo

おはようございます^^
ちょっと楽しそうなルート~ この頃こう言うのに飢えているわたくし。ま、もう無理だけれど。アカヤシオも美しいですね、新緑も良いし。
簀子橋堆積場・・・こう言うのはちょっと気持ち悪い(><; 底なし沼に見える(__;
車中泊して翌日はまた別のお山ですね・・・羨ましいですよ。
by mimimomo (2017-05-06 06:36) 

よしころん

こちら側からの社山は新鮮です^^
いつも足尾側から登ってみたいなぁと思っているのですが、なかなか…
ズルズルの細い稜線は(><)
GW私たちもたまたま見つけた快適な無料キャンプ場で過ごすことができました♪
by よしころん (2017-05-06 06:55) 

g_g

他県の山になかなか出向けないですが、車中泊での山歩きは
念願だったのですが情勢が許されず羨ましいです。
苦手なザレ場があったり蟻の門渡りモドキなどあって厳しそうな
ルートのようですが、アカヤシオなどが癒やしてくれそうですね。

by g_g (2017-05-06 07:36) 

のら人

ここのトロッコはいつかは乗りたいですが。^^
山菜は見つかりませんでしたか?
コシアブラとか。
by のら人 (2017-05-06 08:41) 

ひろたん

この稜線は怖いところがあったり
楽しめますよね^^
けどざれ場は苦手です。
ずるずると行ってしまいそうです。
新緑は綺麗ですね。
by ひろたん (2017-05-06 09:20) 

taka0129

初めてコメントします。
ヤマレコで記録拝見しています(^^)
ブログの方も遊びに来させていただいています。
自分も思い入れのある備前楯山…良い山ですよね良い山ですよね
by taka0129 (2017-05-06 09:26) 

ななころび

こんにちは。当日はありがとうございました。記録楽しく見させていただきました。
大水山とか、三吉ころがしとか、あまり一般に知られていないような名称は、どこから情報を得ているのでしょうか。
tochimochiさんは 翌日もあの山域に行かれたんですよね。参考にさせていただきます。
by ななころび (2017-05-06 10:05) 

tochimochi

皆さん、niceやコメントありがとうございます。

majyoさん
>自分で登っているように拝見しますが
ありがとうございます、そういっていただけると嬉しいです。
それほど怖いところではありませんが、岩が脆くなっているので背戸山の登りは注意して歩きました。
蟻の戸渡もどきも意外と幅があるのでノープロブレムです ^^
足尾銅山の鉱毒は1973年に閉山しましたが、山肌は荒れるままになっています。
失われた自然を復活させるのは大変と今更ながら思いました。
でも天気も良く、アカヤシオも見頃で青空に映えてました。

mimimomoさん
>この頃こう言うのに飢えているわたくし。
そうなのですか、ルートを選べば大丈夫と思いますよ。
>簀子橋堆積場・・・こう言うのはちょっと気持ち悪い(><;
私も最初はそう思いました。
でも作ってしまった鉱毒は何とかしないといけません。

よしころんさん
>こちら側からの社山は新鮮です^^
そうでしょう、この日は晴天でよく見えました。
足尾側から登るのは長いですね、私も敬遠してしまいます ^^;
>快適な無料キャンプ場
いいですね、アップを楽しみにしています。


by tochimochi (2017-05-06 10:11) 

tochimochi

g_gさん
>車中泊での山歩きは念願だったのですが
体調が万全ではないのですよね、無理は禁物です。
それほど厳しいルートではありませんが、アルペンムードは満点で楽しめます。
そして標高が無い分アカヤシオも楽しめてお得なルートでした。

のら人さん
>ここのトロッコはいつかは乗りたいですが。^^
まだ乗っていなかったのですか、情報通なのに意外です。
コシアブラ見つけましたよ、ここではありませんが・・・^^

ひろたんさん
>怖いところがあったり楽しめますよね^^
その通り、ひろたんさんのお好きそうな稜線です。
ザレ場は滑るコツを覚えれば逆に楽しいですよ。
新緑もアカヤシオもきれいでした。


by tochimochi (2017-05-06 11:06) 

tochimochi

taka0129さん
初コメントありがとうございます。
ヤマレコもご訪問ありがとうございます。
やはり備前楯山には思い入れがありますか。
私も歩くほどにいい山と思います。

ななころびさん
こちらこそありがとうございました。
地名については足尾町商工会HP
http://ashio.shokokai-tochigi.or.jp/bizentateyama%20Tozan/kikaku.htm
やヤマレコで検索すると出てきます。


by tochimochi (2017-05-06 13:31) 

nousagi

ぐる~っと一回り、長いですね。
気の抜けない岩やザレの稜線は
見るには素晴らしいですね。(^^;)
車中泊で、徹底的に探究とは
やっぱりtochimochiさんらしいですね。
by nousagi (2017-05-06 17:13) 

tochimochi

nousagiさん
>ぐる~っと一回り、長いですね。
いえ、チャリで戻ってますからそれほどではありません。
>岩やザレの稜線は見るには素晴らしいですね。(^^;)
そうでしょう、今度はぜひご一緒ください ^^

by tochimochi (2017-05-06 21:06) 

伊閣蝶

足尾の山々は本当に魅力的ですね。
疎林の中の気持のいい尾根、そして開けた台地。
その上、岩場やアカヤシオの花。
男体山まで見えるのですから、最高です。
それにしても、「備前楯山」という名前。
なぜ備前という名前がついているのでしょうか?
by 伊閣蝶 (2017-05-06 23:01) 

はるか

足尾の山は今も負の遺産が残っているのですね。
わたらせ鉄道で通洞を通り過ぎた時に、ちょっと怖かったですが、
あのすぐ上の山なんだなあと、地図を見てわかりました。

ちょっと荒廃する山のアカヤシオには心癒されますね。

初夏のわ鉄にまた乗りたくなりました。
by はるか (2017-05-06 23:13) 

tochimochi

伊閣蝶さん
このルートは前半と後半でようすが全く変わります。
アカヤシオの尾根とアルペンモードの尾根はテンションを上げてくれました。
仰る通り、足尾にはいい山が多くあります。
「備前」という名前の由来はこの山の銅鉱を見つけたのが備前出身の人だったからだそうです。江戸時代の事です。

はるかさん
>今も負の遺産が残っているのですね。
そうなんです、初めて見たときは『これは何だ!』と思いました。
>あのすぐ上の山なんだなあと、地図を見てわかりました。
ここが銅山本体の山ですから稜線上にはそれを偲ばせるものが多くありました。
仰る通り、アカヤシオには心癒されました。

by tochimochi (2017-05-07 21:50) 

sinjitsu

アカヤシオの淡いピンクが青空に映えますねー。
備前楯山からの展望のパノラマ感も気持ちよさそうー!
by sinjitsu (2017-05-07 23:19) 

Jetstream

いろんなバリエーションがありますね。難なくこなされている様ですが地形を読み取る才と勘が要ります。経験もあるかもしれませんが、いつも感心させられます。自転車があれば、庚申山への林道も楽になると思います。車中泊も楽しいです。コンビニと温泉があれば不自由なし。(*^o^*)
by Jetstream (2017-05-08 18:39) 

tochimochi

sinjitsuさん
>アカヤシオの淡いピンクが青空に映えますねー。
晴天の日を狙っていきましたから飛び切りの青空でした。
アカヤシオも今年は早かったようです。
備前楯山からの展望も申し分なしでした。

Jetstreamさん
いえ、いつもびくびくですよ。
岩に足を置いて不安があれば巻道を行ったでしょう。
特に今回は膝の調子が悪かったので不安もありました。
自転車を使うと周回も楽になりますね。
SとGで高低差があるときが効果的です。
>コンビニと温泉があれば不自由なし。(*^o^*)
そうです、車中泊は楽しいです。


by tochimochi (2017-05-08 22:59) 

joyclimb

備前楯山が足尾銅山の本体であること、はじめて知りました。
備前楯山の北側の山肌と西側の山肌の違いが印象的です。
アカヤシオ、きれいですね^^
by joyclimb (2017-05-10 00:23) 

tochimochi

joyclimbさん
>足尾銅山の本体であること、はじめて知りました。
私も昨年知りました ^^;
歴史を調べてみると興味深いことが多いです。
>北側の山肌と西側の山肌の違いが印象的です。
鉱毒の影響がまざまざとわかりますね。
何十年も経ってるのにまだ・・・です。
アカヤシオはきれいでした。

by tochimochi (2017-05-14 10:41) 

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